風間内科医院

甲府市,中巨摩郡 の 糖尿病内科 風間内科医院

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糖尿病患者にがんの発症が多いわけ

 今や日本人の、2人に1人ががんになり、6人に1人が糖尿病やその予備軍となっている時代です。一見、全く関係なさそうなこの2つの病気ですが、日本人の糖尿病患者の死因で最も多いのはがんです。糖尿病学会の調査によりますと、2001~2010年次の調査では、糖尿病患者のがんによる死亡は38%にのぼり、2位の血管障害(腎障害・虚血性心疾患・脳血管障害などでこれらは糖尿病の合併症として恐れられているものですが)による死亡の14%をはるかに上回っています。 特にリスクが高いのは結腸がん、肝がん、膵がんなどです。
その原因の1つは加齢、男性、肥満、運動不足、不適切な食事、過剰飲酒、喫煙などの危険因子ががんと糖尿病で共通していることによります。それ以外にも2型糖尿病に特徴的な高インスリン血症、高血糖、炎症ががんの発症につながっていることも考えられています。肝がんに関しては、糖尿病の人に多い脂肪肝が発症の基盤となることがあります。薬剤では以前インスリン製剤とがんの関連が疑われましたが、現在それは否定されております。
 暴飲暴食やストレスもなく、特に思い当たる原因がないのに、なぜか血糖コントロールが悪化してきた場合には、がんが隠れている場合があります。CT検査や大腸内視鏡検査などによる精査も必要となります。 いずれにしてもがんの早期発見は一筋縄ではいかないものです。糖尿病患者は血糖のコントロールだけではなく常に健診、ドッグなどを受ける努力も怠らないようにもしたいものです。
 

2018-07-05 08:10:49

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清涼飲料水について

日に日に気温も上昇して少しずつ夏に近づいてきましたね。汗をかいて喉もよく乾き、冬場に比べて水分を摂る量が増えてくると思いますが、皆さんはどんなもので水分補給していますか?清涼飲料水で水分補給していませんか?そんな方は要注意です!
清涼飲料水に使用されている砂糖(ショ糖)は、消化吸収が早く血糖値が急速に上昇します。血糖値が高めの人はあまり好ましくない飲み物です。
最近は“ペットボトル症候群”というのも多くなってきています。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを大量に飲み続けることによって起こる急性の糖尿病のことをいいます。みかんの缶詰やアイスクリームなど糖分の多い食品の大量摂取でも発症します。
「自分は健康だから大丈夫」「血糖値はいつも高くないから平気」などと油断せず、特にこれからの時期は気を付けましょう。
清涼飲料水は決して悪いものではありません。ただ、飲みすぎには注意しましょうね!水分補給は水、お茶、経口補水液などを中心に摂っていきましょう!(^^)!
管理栄養士
 

2018-06-25 11:08:30

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雨の日のエクササイズ

 これから梅雨の時期に入ると、外に出ることが億劫になるかもしれません。
そこで、当院の患者さんが雨の日でも行われているラジオ体操についてご紹介します。
実はラジオ体操は屋内の運動に最適です。
なぜなら、有酸素運動と全身のストレッチを兼ね備えた万能の運動だからです。
ラジオ体操は第一・第二合わせてたったの6分30秒で消費カロリーは約30㎉あります。
ずっと家で横になっている場合の消費カロリーは同じ時間で約8㎉です。
消費カロリーを比べると約4倍にもなり、継続することで大きく差が開いてきます。
 
 ラジオ体操は天候にも左右されず、短時間でできるので、
運動が苦手な方でも習慣化しやすいのではと考えます。
外出をためらう雨の日を機に始めてみてはいかがでしょうか
                                               看護師 
 

2018-05-21 11:13:58

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再生医療と1型糖尿病

近年iPS細胞の臨床応用での話題が多くなってます。14年秋に先端医療センター病院において世界で始めてiPS細胞から眼の網膜が作られ加齢黄班変性症という病気の治療に移植されました。またつい先日iPS細胞からの心筋細胞シートの移植が心不全の治療として

認可されました

 では糖尿病においてはどうでしょうか。1型糖尿病は自己免疫によるインスリン分泌細胞、膵β細胞の破壊に起因する絶対的インスリン欠乏状態です。これに対する治療は現在のところインリン頻回注射、膵島移植、膵移植がありますが、移植による治療は種々の困難もありなかなか普及しません。インリン注射は目を見張る進歩がありますが病気の治癒のための治療ではありません。 そこで期待されるのが山中伸弥教授のiPS細胞です。無限増殖能をもつiPS細胞を培養系で分化増殖させ出来た膵β細胞の移植には期待がかかります。ハーバード大学幹細胞研究所ではiPS細胞から高品質の膵β細胞を作り出す技術を構築しつつあります。またカルフォニア、サンディエゴのビアシチー社はiPS細胞由来の膵前駆細胞を1型糖尿病の原因である自己抗体から守る免疫隔離機能をもつデバイスをつくりだしました。これを皮下や腹腔内に移植するというものです。 

 しかしまだまだ研究段階であり課題も多いとのことです。 iPS細胞から体の膵β細胞と完全に同じβ細胞はまだ出来てません。またiPS細胞から膵島細胞をつくるには多額な費用がかかることなどです。 しかしながら更に研究が進んで1型糖尿病患者さん、および普通の糖尿病患者さんが再生医療の恩恵が受けられる日が来るのはまず間違いないと思ってます。

2018-05-19 15:49:42

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もずくの話

先日、患者さんとお話していたところとても参考になった事がありました。その患者さんは、サラダにかけるドレッシングをもずくに代用していたのです。
※炭水化物(糖質)含量の目安
和風ドレッシング大さじ1杯:1.7g もずく1カップ(30g):0.4g
もずくは不足しがちなミネラルを手軽に摂ることができ、なおかつ満腹感も得られやすいので、血糖値が気になる方だけでなくダイエットをしている方にもおススメですね!
ただし、市販のもずくには砂糖が多少なりとも入っていますので、成分表示などチェックしてから購入すると良いでしょう。
私も実践しようと思ったアイディアでした。

管理栄養士

2018-04-27 16:34:43

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日本の糖尿病有病者は1000万人超

 厚生労働省より「2016年国民健康・栄養調査」で糖尿病が強く疑われる人の推計が2016年に1,000万人になったことが発表されました。これで2012年より50万人増え、過去最多ということになります。この調査は20歳以上の男女1万1,000人を無作為に調べ、HbA1c値が6.5%以上の人を「糖尿病が強く疑われる」と、HbA1c値が6.0%以上6.5%未満を「糖尿病の可能性を否定できない」と判定しました。HbA1cは単に赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が付いた割合ですのでこれだけで糖尿病型、境界型を判別するものではありません。しかし簡便に測定できますので大まかなことを知るのには便利なものです。
 
 一方、糖尿病予備群(境界型)は最近減少しはじめ、2016年は前回よりも100万人少ない1,000万人と推計しました。
 「糖尿病が強く疑われる人」のうち、現在治療を受けている割合は76%で、男女とも増加してます。これは好ましい傾向ですが、40歳代男性では治療を受けている割合が51%で他の年代よりも低いのは問題です。おそらくこの年代は一番仕事が忙しくなかなか受診できない現実があるのではと推察されます。 
 厚労省は2008年度から始まった特定健康診査(メタボ健診)などによる予防効果が出ているとみているようですがどうでしょうか。厚労省発表の2016年『国民健康・栄養調査』では、日本人の1日の平均野菜摂取量は276.5gと前年より17.1g減り、この10年で最低となりました。1日の目標は350gです。
 また、運動では、1日あたりの歩数の平均は男性 6,984歩、女性 6,029歩でした。男性 1万歩、女性 8,000歩が目標です。)。 食塩摂取量については、1日の平均摂取量は男性 10.8g、女性 9.2gで、目標の8gにはまだまだですね。

2018-02-27 15:05:25

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食べる順番療法について

 糖尿病の食事療法では、食物繊維(野菜)から摂取することが良いことが広く知られてます。食物繊維が糖質や脂質の吸収を抑え、腸内細菌にも作用することによって、糖尿病や肥満の病態改善に寄与するためです。 “まず野菜から食べろ”ということになります。
 しかし、高齢者ではとくに筋肉量の低下による活動性の低下を予防することも大切です。このためには動物性たんぱくの摂取が重要となってきます。 そこで、“まず肉や魚から食べろ”ということになります。 肉や魚はインスリン分泌を促進するインクレチン分泌を促し、同時に胃の運動を抑制し胃内容物の排出を遅らせる働きがあります。これよって米飯摂取後の血糖の上昇は緩やかになるというわけです。実際インクレチン研究の第1人者関西電力研究所の清野裕先生らは、普段の日本の食卓でおかずとして供される肉や魚(蛋白質、脂質)を主食のご飯より先に食べることでこの効果を実証しました。肉と魚では飽和脂肪酸や1価不飽和脂肪酸が豊富な肉のほうが効果が大とのことです。魚より肉というわけです。
食の細い高齢者では肉や魚から食べ、食欲旺盛な若者は野菜から食べ、それから肉、魚の蛋白質を摂るのが良いということになります。いずれにしても食後の血糖上昇作用の強い炭水化物(ごはん類)は最後にということになります。

 

2018-01-29 09:56:42

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残薬が多い患者さんタイプは「楽観的志向」と「治療あきらめ志向」

 今回ある施設で行なわれた患者さんアンケートで、残薬に関する調査がなされました。
JDDM研究(2016年度集計)によりますと、経口血糖降下薬で治療中の患者さんのうちHbA1c7.0%以上の方は42.3%に上り、その原因の1つには残薬の問題も考えなければなりません。

 そのアンケートによりますと、治療薬の残薬状況で、「残薬あり」と回答した患者さんは33%と、3人に1人は「残薬がある」という結果でした。その理由としては、「ついうっかり忘れる」(56%)が一番多く、次に「外出の際の携帯忘れ」(39%)、「食事のタイミングが合わず服用できなかった」(24%)の順でした。
 
 さらにこれを「病識・治療態度」による因子で検討しますと、「楽観的志向」と「治療あきらめ志向」の患者さんが問題として浮き上がりました。 「楽観的志向」は、自分は軽症で、服薬順守の重要性を軽視しがちであるため残薬になるようです。 「治療あきらめ志向」は、フルタイム就業で生活が忙しく、服薬管理が難しく、自分の病態の現状を諦めているため残薬になるとのことです。
 
 服薬順守は血糖値だけでなく、入院・救急処置室の受診や死亡率など、さまざまなものに影響を及ぼします。その順守の向上で血糖の良好なコントロールができれば、心筋梗塞などの合併症リスクの低下につながることはあきらかです。従いまして、服薬順守にむけて、私共医療者も患者さんの希望を十分聞いて共に考えて治療にあたることが大切と考えます。

 

2017-12-30 22:40:43

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睡眠負債って何だろう

 最近睡眠負債という言葉を良く聞きます。これは、毎日のわずかな睡眠不足が負債のように蓄積された状態を言います。しかし眠気などの症状に乏しく、自覚が難しい潜在的な睡眠不足を指します。睡眠の知らぬ間の借金です。睡眠時間5~6時間の、さほど強烈ではない睡眠不足が慢性的に続き、5~10年続くとそれが生活習慣病として現れます。糖尿病や高血圧です。またうつ病、がん、認知症などの疾病にも繋がります。普段十分に眠ってないと睡眠不足の状態に慣れてしまって、眠気を感じなくなってしまうものです。
 
 糖尿病に関していえば、睡眠不足は糖代謝を低下させて、インスリン抵抗性を生じさせ血糖値が高止まりしてしまいます。これは3時間睡眠が1日だけでも起こります。日本人のおよそ4割は睡眠時間が6時間未満で、慢性睡眠不足の状態にあると言われてます。しかもこれが自覚されていません。これが問題です。このような糖尿病患者さんは大変多いと思います。

 では、睡眠負債のリスクを取り除く方法は。 やはり不足している睡眠時間を増やすことです。週末などに寝だめをするのは、日常の生活リズムを崩すことになりよくありません。 先ずは、30分早く寝て、睡眠時間を30分増やしましょう。 また朝の日光を20分程浴びて睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促しましょう。 夜間のブルーライト(パソコン、スマホ)を避ける、日中に30分以内の昼寝をすることなども有効です。

 よく眠って借金のない明るい人生を送りたいものです。
 

2017-11-23 10:17:21

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血糖測定のパラダイムシフト「フリースタイルリブレ」

2017年9月、フラッシュグルコースモニタリングシステム 「フリースタイルリブレ」が保険適応になりました。このシステムは500円玉大のセンサーを上腕部に装着して、そこから極細のフィラメントが皮下に挿入され、グルコース値を毎分測定するというものです。 フィラメントで組織間質液中のグルコース値を測定してリーダー(読取り器)に表示されます。

日本糖尿病学会では血糖の管理目標としてHbA1c 7.0%未満を提唱してます。しかし近年の研究では、HbA1cの改善だけではなく、低血糖の回避、血糖の変動を少なくすることが大切だと言われてます。 低血糖や血糖の変動が大きいほど心臓や血管の病変も多いということが多数報告されてます。

この「フリースタイルリブレ」リブレは、ほぼ痛みもなく、時間・場所を選ばずに着衣の上から1秒で測定できます。リアルタイムでグラフ表示され、血糖の変動を目で見ることができ、本人も医者もこれを診療に役立てることができるでしょう。実際、HbA1cの低下、低血糖発現時間の減少など血糖コントロールの質を改善する結果が報告されてます。

血糖自己測定はその針は痛みを伴うだけでなく、測定の仕方も面倒なものですが、リブレではこうした事がなく、自身の血糖上昇に気付くことができ、血糖改善につなげることが可能となりました。 将来的には、これで、自分で血糖を見てこの薬は効く、効かないと判断したり、食べる量を決めたりして、患者さん自身が治療をしてくようになるかもしれませんね。 

当院でも患者さんに使い出しております。
 

2017-10-20 15:06:41

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