風間内科医院

甲府市,中巨摩郡 の 糖尿病内科 風間内科医院

〒409-3864 山梨県中巨摩郡昭和町押越 916-1
TEL 055-275-5157
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糖尿病のくすり

糖尿病の薬ってどんなのがあるの?

薬物 運動療法 食事療法

  • 2型糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法ですが、糖尿病と診断された時点で既に膵臓のβ細胞は半減してます。このため血糖コントロールと同時に膵β細胞を守る目的で薬物療法が開始されます。
  • 薬物療法は「血糖降下薬」と呼ばれる薬で、飲み薬と注射薬があります。
  • 1型糖尿病患者さんにはインスリンが必須となります。

糖尿病の薬物療法

  • 薬の種類・数やインスリンの使用によって糖尿病の重症度は測れません。飲み薬には、食後の高血糖を抑える、空腹時の高血糖を抑える、インスリンの効きを良くするなどおのおのの作用が異なるため、患者さんの血糖値や病態に合わせて薬を使用します。
  • 2型糖尿病の患者さんに用いられる血糖降下薬は大きく分けて7種類あります。
  • 下の表のようにそれぞれの薬は目的や作用が異なり、個々の患者さんの症状や程度に合わせて使用します。
  • 薬をのんでいるからと言って食事や運動に乱れがあると、効き過ぎたり効かなかったりしますから、規則正しい生活を心がけましょう。
種 類 作用/特徴
インスリンの
分泌を高める薬
経口 速攻・短時間型
インスリン分泌促進剤
・膵臓のβ細胞に働いて速やかにインスリンの分泌を促す。
・食後の高血糖を抑える上で非常に有効。
・比較的軽症の患者さんに適している。
スルホニル尿素薬
(SU薬)
・膵臓のβ細胞に働いてインスリンの分泌を促す。
・穏やかに長時間効く。
・進行した患者さんに適している。
DPP-4阻害薬 ・血糖値に応じてインスリンの分泌を促す。
・基本的に低血糖を誘発しない。
・体重が増加しにくい。
注射 GLP-1受容体作動薬 ・血糖値が高いときにだけインスリンの分泌を促す。
・体重を減らす作用がある。
・膵臓のβ細胞への負担が少ない。
糖の吸収、
排泄を調整する薬
経口 α-グルコシダーゼ阻害薬 ・糖質をブドウ糖に分解する酵素の働きを抑え、腸からのブドウ糖の消化吸収を遅らせる。
・食後に血糖値が上がりやすい、比較的軽症の患者さんに適している。
SGLT2 阻害薬 ・腎からの尿中ブドウ糖の排泄を増やす。
・体重を減らす作用がある。
インスリンの
働きを高める薬
経口 インスリン抵抗性改善薬
(ビグアナイド、ピオグリタゾン)
・インスリンの効きをよくしてブドウ糖が肝臓や筋肉や脂肪組織で利用されるのを助ける。

 

糖尿病の薬ってどんなのがあるの?

スルホニル尿素薬(SU薬)
  • スルホニル尿素薬(SU薬)はインスリン分泌を促進させるタイプの飲み薬で、一番古くから使用されている薬です。
  • 直接膵臓のβ細胞に働いてインスリンの分泌を促します。
    穏やかに長時間効きます。どちらかといえば進行した患者さんに適してます。
  • 一昔前は、ほとんどといっていいほど、この薬が使われていました。

スルホニル尿素薬(SU薬)

グリミクロン、オイグルコン、ダオニール、アマリール があります。

 

速攻・短時間型インスリン分泌促進剤
  • 膵臓のβ細胞に働いて速やかにインスリンの分泌を促します。
  • 食後の高血糖を抑える薬です。
  • 比較的軽症の患者さんに適してます。

速攻・短時間型インスリン分泌促進剤

スターシス、グルファスト、シュアポストがあります。

 

DPP-4阻害薬
  • インクレチンを分解してしまうDPP-4を阻害する薬です。
    インクレチンは消化管から出るインスリンを分泌させるホルモンです。
  • 血糖値に応じてインスリンの分泌を促します。
    従って基本的に低血糖を誘発しにくい薬です、又体重が増加しにくいです。
  • 血糖降下作用が良い、低血糖をおこし難い、などの理由で日本ではSU薬よりも処方されるようになりました。

DPP-4阻害薬

DPP-4阻害薬

ジャヌビア、グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア、スイニー、オングリザと多種類ありますが、効果はどれもほぼ同程度です。

 

α-グルコシダーゼ阻害薬
  • αグルコシダーゼは小腸で糖質(炭水化物)をブドウ糖に分解して、吸収させます。それを阻害する薬です。
  • グルコバイOD
    ボグリボース(ベイスン)OD
    セイブル
    の3種類があります。
  • 糖の吸収をゆっくりにして食後の高血糖を抑えます。

ベイスンにより糖質の吸収をゆっくりさせるしくみ(模式図)

 

インスリン抵抗性改善薬

ビグアナイド(メトグルコなど)
ピオグリタゾン(アクトス15mg・30mg)
があります。

 

ビグアナイド(メトグルコなど)
ビグアナイド(メトグルコなど)
  • 世界で一番多く使われてる薬です。
  • 肝臓、筋肉に働いてインスリンの効きを良くする薬です。
  • 運動したのと同等の効果があります。
  • 体重を増加させにくいです。

 

ピオグリタゾン(アクトス15mg・30mg)
ピオグリタゾン(アクトス15mg・30mg)
  • 骨格筋や肝臓に作用してインスリンの効きを良くします。
  • 抗動脈硬化作用もあります。

 

SGLT-2阻害薬
  • 最近出た薬です。腎臓から尿糖の排出を促進して血糖を下げ、体重を減らす効果があります。
  • 飲み始めに尿が少し近くなります。
  • 6種類でてますが、効果はどれもほぼ同程度です。

スーグラ、アプルウェイ(デベルザ)、フォシーガ、ルセフィ、カナグル、ジャジアンスがあります。