生活習慣病について
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生活習慣病
確実なことを実践しましょう

私たちは健康と食べ物のことを考えるとき、まず何をたべるかを考えます。ある特定の食べ物、栄養素、サプリメント、健康食品などです。しかし何を食べれば生活習慣病の予防になるのかについて、「実行すべき段階の情報」にまで達しているものは想像以上にずっと少ないのが現状です。

2003年度の世界保健機関の報告書をみても、特定の食品、栄養素、サプリメントはほとんど「可能性あり」、「根拠不十分」程度のところに分類されてます。その反面がん、循環器疾患、糖尿病のいずれでも、「確実」と判定されているものがあります。それは「過体重や肥満」によるリスクの上昇と「運動」によるリスクの低下です。

過体重や肥満は食べすぎ(エネルギーの過剰摂取)と運動不足(エネルギーの消費不足)が原因で生じます。食べすぎに注意してエネルギーの摂取を抑え、運動してエネルギーの消費を増やすことが大切と言うことです。

まだ研究段階程度の「可能性あり」「根拠不十分」の食品に血眼になるよりも、「確実」であると判定された”食べすぎないこと”、”運動すること”に励むほうがはるかに大切となります。たとえいくら健康に良い成分を含んだ食べ物であっても、食べ過ぎて肥満につながるようでは元も子もありません。
お酒は飲み方に工夫を

一合の不幸は一合の不幸、一升の不幸は一升の不幸

酒飲みにとっては糖尿病ほどいやな病気はないでしょう。糖尿病と診断されたかといって、すぐに禁酒できる患者さんはほとんどいません。少量のアルコールは精神の安定にもなり、虚血性心臓病を減らすとも言われてますが、酒飲みや酒好きは少量では収まらないのが常です。

仕事をしているの以上、禁酒や節酒は無理

「仕事をしているの以上、接待や付き合いでアルコールを飲むことは避けられない」と言う人は多いものです。しかし、その場に応じたいろいろな工夫、知恵、作戦で飲酒量を控えることは可能です。お酒が好きで、杯がすすみがちな人は、いっしょに十分量の水やお茶を飲んでおくのも効果的です。

アルコールはエンプティ(からっぽの)カロリー

アルコールにはエネルギー以外の栄養素はほとんどありません。従って、主食のかわりに、アルコールを飲むと云うのは頂けません。

蒸留酒 vs 醸造酒

蒸留酒、醸造酒でも同じエタノールあたりのカロリーは同じです。エタノールの量が問題と言うことになります。
しかし醸造酒は糖分も含まれるため、どちらかと言えば蒸留酒のほうが好ましいのですが、どちらにしても適量の範囲ないにしておくが肝要です。
ごはんを見直そう

食生活の欧米化などによって、日本の糖尿病患者は戦後50年間で50倍に増え、現在1、000万人とも言われてます。WHOは、このままだと2000年生まれの子供たちの4割が、将来糖尿病になると警告してます。かつて日本食は、そのバランスの良さから欧米各国の羨望の的だった時代がありました。今、ごはんが主食の日本型の食事を見直すときです。

食事は素材の味を引き出してくれるごはんを主食とすれば、動物性脂肪を抑え、野菜を多くするなど、バランスよく、適切な量を1日3回に分けてとることが出来ます。血糖値を上げる間食を控えるためにも、腹もちの良いごはんを見直してみましょう。

食べる順番も大事です
野菜に多く含まれる食物繊維は、糖の消化管からの吸収を遅くして血糖上昇の立ち上がりを遅くします。ですから最初に野菜を多く食べ、次にごはんを食べるようにします。それから肉、魚などのおかずを食べます。それを順次繰り返して、ごはんがなくなれば、それでおかずも終わりとしましょう。
テレビを消して、そとへ出よう!

テレビを見れば見るほど糖尿病になりやすくなる?!

お菓子や酒の肴をつまみながら、漫然とテレビを観続けるーー誰にでも身に覚えのあることでしょう。
米国の女性看護師のアンケート調査によりますと、テレビをほとんど観ない人(週に0〜1時間)と比べて、テレビを観る時間が長い人ほど、糖尿病の発症率が高かったのです。1日あたり6時間以上 の人の発症率は実に1.7倍にもなりました。

テレビを長時間観ることが糖尿病のリスクを高めるわけとして、テレビを長時間観ると、その分、運動する時間が少なくなる、テレビを観ながらものを物を食べるのでカロリー摂取量が多くなる。などが考えられます。消極的な習慣を減らすことが、大切です。

テレビを消して、そとへ出よう!
立っている時間をなるべく増やそう

特別に運動する時間をつくらなくても、立つ、歩くなど、日常生活の動作でもエネルギーは消費されます。

やせている人ほど立っている時間が長く、エネルギーを多く消費する傾向があることも調査で明らかになってます(イラスト)。

まずは、毎日の動作を活発にするよう心がけましょう。